獣の時代
遠い、遠い昔のこと。
このヴァナ・ディールの地に、神々の末裔たる古代の民が暮らしていました。
彼らは、天空を駆け、金石と話し、草木を産み、
それはそれは栄えていましたが、
ある時ついに、神々が眠るという伝説の楽園に
自分たちも入ろうと思いたち、神の扉に至る道を拓いてしまいました。
それを知った、楽園を守る番人はおおいに怒り、道を砕き、
古代の民の国を海の底へ沈めてしまいました。
束の間めざめて、ヴァナ・ディールの荒廃した有り様を
目の当たりにした女神アルタナは、たいそう悲しまれて、
ぽろぽろと涙を五つこぼされました。
その五つの涙から、新たな五つの生命が生まれました。
それが、今日の我々のはじまりでした。
しかし、その様子を陰から見ていた男神プロマシアは、
アルタナの所業をとがめ、人に呪いをかけて、
互いに争うようにしてしまいました。
さらには、新たに獣人を創ってヴァナ・ディールに解き放ち、
人と獣人をもが争うように仕向けたのです。
人がもう二度と、神の扉を開くなどという、
大それたことを考えたりしないように、と。
このヴァナ・ディールの地に、神々の末裔たる古代の民が暮らしていました。
彼らは、天空を駆け、金石と話し、草木を産み、
それはそれは栄えていましたが、
ある時ついに、神々が眠るという伝説の楽園に
自分たちも入ろうと思いたち、神の扉に至る道を拓いてしまいました。
それを知った、楽園を守る番人はおおいに怒り、道を砕き、
古代の民の国を海の底へ沈めてしまいました。
束の間めざめて、ヴァナ・ディールの荒廃した有り様を
目の当たりにした女神アルタナは、たいそう悲しまれて、
ぽろぽろと涙を五つこぼされました。
その五つの涙から、新たな五つの生命が生まれました。
それが、今日の我々のはじまりでした。
しかし、その様子を陰から見ていた男神プロマシアは、
アルタナの所業をとがめ、人に呪いをかけて、
互いに争うようにしてしまいました。
さらには、新たに獣人を創ってヴァナ・ディールに解き放ち、
人と獣人をもが争うように仕向けたのです。
人がもう二度と、神の扉を開くなどという、
大それたことを考えたりしないように、と。